The Nightmare Before Christmas curated by Godspeed You! Black Emperor@Butlins.Minehead/5Dec2010

このトイレは、間違っていると思う

真打ゴッドスピード降臨

ロックしまくりだったラングダ(ベンチャは右端)

クラスターの宇宙へようこそ

幽玄の世界、シック・ラマ

アル・ヤンコヴィック。シャレの分かる人にしか通じない味でした

バルカン・ブラスの底力、ボバン&マルコ

男気のバンドです、セイディーズ!


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この週末で唯一、朝から晴れて青空が広がった日曜日。新聞を買いに行きがてら朝ごはん、しばし海辺の散歩と相成った。蒸気機関車の発着はお休みだったのでちと寂しかったが、マインヘッドからは、快晴だと対岸のウェールズまで見えるので、それはちょっとした楽しみでもある・・・がしかし、海辺に新しく建設された公衆トイレを見て、ちょっとびっくり。いや、トイレの存在そのものはいいんですけど、トイレの脇にアイスクリーム店が付随してるってのはどうなんでしょう??イギリス人は食欲減退しないのか・・・?

とはいえ、ゴッドスピードの出演時間が予定から3時間ほど繰り上がってセンター・ステージ一番手になったので、散策はそこそこで切り上げ、会場に戻る。月曜に備えて最終日は少しずつオーディエンスも帰り始めるので、このスケジュール変更は、彼らになるべくゴッドスピードを観てもらおう、という配慮からかもしれない。

彼らのライヴPAは初日から素晴らしかったとはいえ(すさまじくクリアで極上の音でした。マジに脱帽もの)、3度目のショウということもあったのか、バンド側も適度に肩がほぐれたようだった。演奏もオーガニックにテンションを上げていく感じだったし、スロー・バーンにプレイヤーがのめり込んでいった〝The Dead Flag〟を始め、ミニマルでシネマティックな楽曲の叙事詩性がぐっと高まっていた。
ネイチャー・ドキュメンタリーとかでたまに見かける、南極を砕氷船がじわじわ航行していくイメージ、あのペース。しかし、氷で見えない海の下ではヴァイオリン、ギター他が揺れ、ささやき、触れ、絡み合っている。モグワイもシガー・ロスも好きだけど、計り知れない暗さと重さで感覚が麻痺していくような、無力さに捕らわれるのはゴッドスピードだけだ。

始めのうちは、色んな意味でミステリアスなこのバンドをしっかり見届けよう・・・という思いで計7人のプレイヤーのメカニズムを見守っていたのだが、4台の映写機(パソコンではなく、フィルムを回している)がカタカタと静かに映写するスーパー8のイメージと音の織り成す悠久のシンフォニーに、全身が飲み込まれていく。ロック的な静/動のコントラストもちゃんとあるのだが、クラシック音楽のコンサートに近い体験という気も。いつしか、目をつぶって聴いていました。Just feel it.
圧巻は後半の「Slow Riot~」からの2曲で、バンドのエネルギーもピークに達し、遂に来たーっ!脳の後方から何かがスーッと抜き取られていく、不思議な脱皮感と浮遊の瞬間が訪れた。みっともなくも、感動で涙ぐんでしまった。今回の再始動が新作に繋がるのかは分からないし、テーマや世界観が7、8年前と変わっていない点を(好きなバンドだからこそ)否定的に捉える友達もいた。が、この集団の作り出す唯一無二の空間は、一度は生で体験していいと思う。2月の日本でも、このまったき美とカタルシスに彼らがリーチしてくれることを、切に祈る。

んなわけでやや放心気味だったが、いつまでもゴッドスピードの描き出した原初な荒野に心を置いておくわけにはいかないので、頬をピシャと叩いて我に帰り、シャレー・メイト達を集めてポップ・クイズに向かう。パブで飲みながら、複数チームが競い合う・・・というイベントで、昨今の音楽ニュース、イントロ・クイズ、アーティスト写真を見て名前を当てる等々、出題Qの内容はもちろん音楽ネタ。1位の賞品=次のATPのシャレーが狙いで、過去3回連続参加してきたのだが、2位、3位までリーチしたことがあるものの、まだ優勝したことはない。
で、最初は「今回も〝あと一歩〟でダメかもね~」などと言いつつ(でもパイントを重ねるうちに競争心&負けず嫌いに火が付き、盛り上がってくる)ゲームに興じていたところ、今回は見事アワ・チームが1位に!嬉しくて、まじに半泣き&全員でハグし合ってしまいました。
チームとしてのアベレージな正解率は過去とそんなに差はなかったと思うので、今回は純粋に①ボーナス質問を引き当ててエクトラ点を稼げた②中間成績発表で、いくつかの下位チームが諦めて脱落、という状況に助けられた。ATPに来るようなアングラ/コアなインディ好きな客は、イントロ・クイズのコールドプレイ曲みたいな出題は逆にアキレス腱=全滅していたようだったので(オレは分かったぞ!)、それもラッキーでありました。実は、次ATP=アニマル・コレクティヴ回のチケットは既に買ってあったんだけど、それでも4度目の正直でやっと勝利というのが、とにかく嬉しかった。

嬉しさですっかり高揚し、ラングダのショウを観ながら祝杯と相成る。ラングダはベン・チャズニー(シックス・オーガンズ・オブ・アドミッタンス)、リチャード・ビショップ、(即興界でもっとも忙しいドラマー?とも言われる)クリス・コルサノによるスーパー・インプロ・ユニットで、3人が火花を散らし合う展開は実に聴かせる。特にベンチャ、表情豊かに弾きまくっていて素敵でした。惚れ直した。クラウト系の反復ノイズから、コメッツ・オン・ファイアとの共演時を思わせるヘヴィ・サイケなギター。リフの連打から生まれるブラック・サバスばりのスラッジなロック・・・と、お腹一杯。
カントリー・ティーザーズは、90年代から活動しているスコットランド出身のガレージ・パンク・バンド。ザ・フォールが比較対象に上がるだけに、もっとダダイスティックでノイジーなバンドなのか・・・と思いつつ観に行くと、演奏はさすがタイト。カントリーとブルースをジャンブルした(ちょっとサイコビリーも思わせる)、ダークで、しかしねじれたユーモアに彩られたセットは楽しかった。本人達は嫌がるかもしれないが、バースデー・パーティや初期ニック・ケイヴが好きな人には、ピンと来るバンドだと思う。

この日のパヴィリオン・ステージは2アクトだけで、その一発目は5:45~クラスター。彼らは3年前に再結成ギグをロンドンで観たことがあり、向かい合わせの卓に機材を並べ、チェス勝負するかのようなメビウス/ロデリウス両者の動きのないパフォーマンスになる・・・ことは、先刻承知の助。なので数曲で切り上げたが、ミニマルなアンビエント・テクノだった以前に較べ、音楽的なムーヴメントが増えた印象で聴きやすかった。
アメリカ中西部発のソロ・アクト=シック・ラマは、ラップトップを相手にアクシデンタル・ノイズを操る御仁(見た目は長髪でグランジ君)。その意味ではクラスターにも通じるが、一心不乱な演奏から垂れ流される不協和音は元祖クラウト・ロッカーの理知とは異なる、不穏なテンションを放っていてスリリングだった。しかし3日目でオーディエンスも疲れが溜まってきているらしく、椅子に座って見守るクラウドの中には、えんえんと続くドローン音に包まれ、ウトウトしている人も結構おりました。

2日目もすごい行列&集客のニューロシスの裏では、パヴィリオン・ステージがトリを迎えた。今ATPでもっとも異色かつチャレンジング(?)、ダーク・ホース的存在の〝ウィアード・アル〟ヤンコビックである。彼の名前にすぐピン!と来る人は年齢がバレるが(笑)、80~90年代を中心に、珍パロディ・ソング(マイケル・ジャクソン〝Beat It〟=〝Eat It〟、クーリオ〝Gangsta’s Paradise〟=〝Amish Paradise〟他)やかつぎのテレビ番組パフォーマーとして、ユーモアと音楽がしっかりコネクトしているアメリカ・ショウビズ界では認知されているアーティスト。YouTubeに多い素人パロディ・ビデオとか、この人がルーツと考えることもできなくはない。
音楽性(=ポップ・ソングの茶化し)といいキャラ(=ハリウッドな人)といい、ゴッドスピードのシリアスでドゥームな世界とは何の脈絡もないが、ぶっちゃけ、ゴッドスピードがアルのまじなファンなんだとか(ミュージシャンに彼のシンパは多い)。アル側にしても、ゴッドスピードのことはもちろんそれまでまったく知らなかった・・・とはいえ、GYBEから要請があった&ATP出演を機会に初(!)の欧州ツアーも組めるということで、このシュールな登場の実現と相成ったらしい。

ATP、というかイギリス初上陸のパフォーマンス、しかも2時間以上!ということで、「何が起きる?」と物見遊山な客を多く集めて始まったライヴ(=わざわざ彼の単独コンサートにまで行くことはなくても、フェスの一部なので冷やかし/話のタネに観ておいて損はない)は、さすがエンタメ、フル・バンドにダンサー付きの派手な内容でした。
ショウの構成は演奏とモニター・スクリーンを使っての映像(彼が制作したパロディ番組やビデオ・クリップがメイン)の交互サンドイッチで、次の曲のイントロも兼ねる映像編がOAされている間にアルがヅラや衣装チェンジを行う。替え歌パロディだけではなく、有名アーティストのメロディや歌唱法といったスタイルを真似るもの(ジェイムス・テイラー、ディーヴォ他)、映画パロディ、またオリジナル・ソングも含まれている。そのオリジナル曲は基本的に誰もが楽しめるパワー・ポップ調なのだが、タイニー・ティムがウィーンをバックに演奏しているような、マニックなヘンさがあった。
ニルヴァーナのパロディ、エミネム、故レスリー・ニールセン(大喝采)・・・と人気のレパートリーを惜しげなく連発し、歌だけではなくキーボードやアコーディオンも披露して芸人ぶりを発揮。とはいえ、素材になるセレブは超アメリカン/かつ笑いの感覚もとことんガキっぽいので、友人のイギリス人は「こんなのクソ」と不快感を露にもしていた。が、50歳越えてるとは思えないバイタリティとショウマンシップは否定できないし、それにまあ、バトリンズみたいなホリデー・リゾート施設(=昔はダンス楽団とか手品師、漫談家が出演してたわけで、基本「大衆エンタメ」)に、本質的に一番ドンピシャな出し物がこの人のパフォーマンスだったとも言えるわけで、よく考えると笑える。

とはいえ30分も観れば充分だったので、灰野敬二のステージに向かう。たった5分の移動で、いやはや完全に別世界である。ソロ・パフォーマンスにも関わらず音量はマックス爆音で、フランジャーやリヴァーブ他エフェクトでワープしたギター・ノイズ、プリミティヴなビート・ループの奥から亡霊のささやきのようなヴォーカルが立ち上る様など、黙示録的な怖さである。メロディ・センスにどこか日本の民謡や和の音階を感じつつ、しかしモノローグ風からデス声のシャウトまでヴォーカリゼイションは変幻自在だし、ギターは言うまでもなく鬼級にすさまじかった。
初めて灰野敬二を観た英友人は、「アンディ・ウォーホルとJ・マスキスが混じったみたい」と最初は仰天していたものの、「日本人プレイヤーのおしなべての演奏力と真剣さ、テンションの高さはすごい」とエキサイトしていた。自分も同感だったが、それはテクニック云々の話ではなく、弾き方~ギターという楽器へのアプローチそのものが、他のアーティストとこの人は根本的に違うからではないか、とも思う。

アル・ヤンコヴィックが本編ラスト=キンクスの〝Lola〟(=イギリス人は大喜びで合唱)を熱演しているのを横目で通り過ぎ、センター・ステージのボバン&マルコに向かう。おかげで楽しみだったエメラルズ(=ボバン&マルコの真裏:涙)は完全に見逃すことになったが、ロンドンでセルビア発のブラス・バンドを観る機会の方が遥かに少ないことを思えば、やはりこっちを選択、である。
そのセルビアではブラス・バンドが伝統的に愛されているそうで、中でも有名なトランペット奏者であるボバン・マルコヴィッチとその息子マルコによるこのユニットは、計12人のブラス・オーケストラ(パーカッションも含む)。バルカン半島区での彼らの人気は半端じゃないようで、ハンガリーの音楽フェスで、トリのオアシスがお客を持っていかれ、彼らの出番が終わるまで、30分出演時間をずらした・・・という逸話もある。

昔の床屋のおじさんみたいなシャツ姿というコスチュームは愛嬌たっぷりでかわいいし、音のひなびた質感はアラブのブラス・バンドに近いのだが、もっとリズミックで1曲目から超ノリノリ、場内は一気にバルカン・カーニヴァルである。どっちかというと腕組みして見守る・・・というシリアス・ノリの今ATPだったが(ゴッドスピード時の静けさはもちろん、ニューロシスのライヴではフラッシュ撮影禁止令が出ていた)、吹き荒れるブラスの熱気とグルーヴ、中央で煽るボバン&マルコ親子の派手で陽気なパフォーマンスにフロアもさすがに揺れ始める。
マリアッチからボリウッド、クレツィマー、バルカン・ディスコ、スカまで思わせる旺盛に雑食なエネルギーと旋律を繰り出しつつ、合間に挟まれる片言の英語での挨拶もなんともチャーミングで、オーディエンスも完全に彼らの虜になっている。ハレハレなお祭りノリだけではなく、ミニマルなリフでシンガロングを促すプログレ/アンビエント味の曲があったり、ファンキィ・ジャズ風のクールなトラック、アッシャーの〝Girl〟カヴァーまで、吹きまくりの見せまくり。弦楽器はないので、何がこのファットなベース音を出してる?と眺めると、なんとチューバのおっちゃんがべース担当でありました。
やんやの喝采と拍手に包まれたバンド側も実に嬉しそうで、オーラスは10分近い長尺ジャム。間にボバンとマルコ親子がメンバーに囲まれてそれぞれソロの即興合戦をかましたり、シンプルなハミングのメロディをお客に歌わせて楽曲を引っ張りつつ、12人全員が大合奏しエピックな音塊を出現させる、エンディングへ持っていってくれた。ステージとオーディエンスの一体感という意味では、恐らくこのATP随一のパフォーマンス。同時に、「フジ・ロックに出たら受けそうだなあ~」とも感じたのであった。
汗を拭き拭き休憩していたら(完全に踊り狂ってました)、ボバン&マルコ・チームも楽器を手に会場から出てきた。そのメンバーの後を追って、最後にプレイされた曲のコーラスを大声でハミングしながら、オーディエンスが続いてゾロゾロ出てきた光景には笑ったな・・・なんか、フットボール試合の後、盛り上がりの醒めないファンがやるチャントを思わせるものがあった。

続いて、深夜登場のザ・セイディーズ待ち。カナダ:トロント出身のオルタナ・カントリー・パンク・バンドとして息の長い活動を続けてきた彼らは、これまで見逃してきたので、どうしても今回観たかったアクトだ。トラヴィス&ダラス・グッド兄弟をフロントに、スタンダップ・ベース+ドラムからなる4人組である彼らは、ニーコ・ケイスのバッキングを務めたことがあり、ジョン・ドー先生とのコラボも果たしている。グッド兄弟の父や叔父はカナディアン・ブルーグラス・バンド:ザ・グッド・ブラザーズのメンバーでもあり、その意味では、ノース・ミシシッピ・オールスターズのイメージもだぶったりする(結成はセイディーズの方が先だけど)。
カントリー&ウェスタン、ブルーグラスといったルーツ・ミュージックと伝統が根っこにあるバンドながら、米アウトロー・カントリー勢同様、パンク/ポスト・パンクの洗礼を受けたところがひねり。楽器編成そのものもガレージ~ロカビリー寄りだし、ステージに登場したグッド兄弟のシャープなスーツ姿(ヌーディ・スーツの刺繍をもうちょいカジュアル&シックに紛い物にしたような、しかし異様に伊達なルックスでした・・・ポケット・チーフが素敵すぎる★ヌーディ・スーツの実物をチェックしたい方は下のビデオをどーぞ)からも、オールド・ファッションを崩し、カスタマイズするセンスを感じる。エド・ロスのドキュメンタリー「Rat Fink」(この人のイラストは、バースデー・パーティ「Junkyard」でもおなじみですね)の音楽をやったりしていたので、50~60年代サブカルチャーへの愛情はセイディーズのアイデンティティの一部なのだろう。

1曲目からむっちゃトゥワンギーなサーフ・ギター&モリコーネ調の哀愁メロディが飛び出し、いやはや痺れるねえ~。バーの片隅でウィスキー(バーボンではなく、ここはやはりクラウン・ロイヤル?)飲んでるような、ノワールな気分になります。でもヒルビリーな泥臭さとは縁がないのは、過剰にエフェクトを詰めたギター・サウンド(リヴァーブぶりぶり)がスペイシーなトーンを添えているからだろう。表情豊かにフレットを駆け巡るアップライト・ベースとドラムのタイトなアンサンブルはもちろん、グッド兄弟のツイン・ギター&ツイン・ハーモニーががっちり噛み合う様もマジ最高。シスコ勢=デッドやクイックシルヴァーの無限大ジャムなセンスとテレヴィジョンのサイケデリックなギターが好きな人なら、この比較は理解してもらえると思う。
MCはなし、即興のミニ・ジャムを挟んで次の曲にメドレーしていく展開もかっこいいし、70年代初期ストーンズ(=「Sticky Fingers」から「Goats Head Soup」までに限定)の米南部寄りなサウンドで、ジェイホークスの開放感に輝く美メロを聴くような・・・ってまあ、それは、セイディーズがここんとこ(最新作「Darker Circles」含め)ゲイリー・ルーリスをプロデュースに迎えてる影響もあるのかも。American Recordingsにぴったりなバンドですなぁ、しかし。

初期作品ではスティーヴ・アルビニをエンジニアに迎え、よりラフ・エッジなガレージ・パンク~サーフ・ロックが持ち味だった彼ら。そのテイストもライヴではしっかり残っていて、「Darker~」からの〝Another Year Again〟は、カウ・パンク調のささくれた演奏で熱く決めてくれた。こういうトラックを聴くと、セイディーズというバンドの地理的にアウトサイダーなポジション=すなわち非アメリカで、しかし、だからこそルーツ・ミュージックへの愛情や理解が募る・・・という構造に、オーストラリアのバンド(先述のバースデー・パーティはもちろん、ザ・サインティスツやキム・サーモンのソロ作を想像ください)やイギリスのカントリー・バンド(ミーコンズ)とのシンクロを感じたり。と同時に、風土他はコテコテにアメリカでありながら、同時にアメリカから分離してもいる不思議なエリア=ロサンジェルズ勢(ガン・クラブ、X等)のセンチメントと、このバンドが繋がっているのはなんとなく分かる。
一方で、スローなロッカ・バラード、サイケなギターのインタープレイとビルド・アップで聴かせる場面もあったり・・・と、彼らのカントリー/フォークに留まらない広い影響と咀嚼ぶりをばっちり堪能。もうちょっと、認知されてもいいバンドだと思う。

この後にはディアフーフ、そして金曜の悪天候に足止めを食って、会場にたどり着けなかったダニエル・ヒッグスの振り替えライヴも続けて予定されていたんだけど、とにかく疲労が限界に来ていて、アウト(・・・残念だったが、溜まっている仕事を少しでも進めなければならない)。シャレーに戻ると、冬の晩にぴったり!なお手製の豆のキャセロールで、友人カップルが迎えてくれたのだった。ありがたし~ともぐもぐしながら、ATPという音楽の楽園の後に必ずやってくる、月曜という現実に向けてエネルギーを充電いたしました。

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Mariko Sakamoto について

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