Sherlock:Series3のヒント

久々のポストです。今月は時間のかかる翻訳仕事が偶然いくつか重なり、終始気分がテンパっていた感じ。書きかけのブログも放置状態でしたが、もろもろフィニッシュできたのでやっと軌道に戻れそうです。
んなことを考えてるうちに、BBC「シャーロック」に関する新情報が報道されたので軽くラウンドアップを。チマチマと続けている当ブログですが、「シャーロック:シーズン2」のポストはダントツで人気。特に日本放映された頃はヒット数&サーチ•キーワードのトップ独走状態でした。英テレビや映画は日本においては決してメインストリームではないので、これはファンとしても単純に嬉しい話だったりします。やはりコナン•ドイルさまさまでしょうか。

ともあれ。新情報は、エジンバラで行われたテレビ•フェスティヴァルでの「シャーロック」シリーズ関係者による対談がネタ。クリエイターであるスティーヴン•モファット&マーク•ゲイティス、モリアーティ役で評判をとった俳優アンドリュー•スコット、BBCのプロデューサーが出席しシリーズにまつわる話を繰り広げたそうですが、その席上で「シリーズ3」に関するヒントが提出されたとか
3つのキーワードは、「Rat(ねずみ)、Wedding(婚礼)、Bow(お辞儀/弓)」。シーズン2のエンディングを引き合いに出すまでもなく、ファンをじらせ騒がせ翻弄するのがうまいモファット&ゲイティスらしく、この3単語は必ずしもエピソードのタイトルにそのまま反映されるものではなく、引っかけの要素が含まれている可能性もあるとか。これらの単語が示唆するホームズ原作にあたるのは何か?と、同シリーズのファン達は既に様々な推理/妄想を働かせています。

自分は最後の「Bow」しかピンと来なかった……これ、たぶん「最後の挨拶(His Last Bow)」だと思うのですが。だとしたら、やっぱりこのシリーズは第3シーズンでひとます終了ってこと?? 
それはそれで非常に寂しいけども――モファット&ゲイティスは、過去のシャーロック像よりも遥かに若いシャーロックを描いたので、今後彼らが老いていく過程をファンとともに追っていければ楽しいねとは言ってますが――テレビのシリーズにしろ映画の続編にしろ、回を重ねるごとにクオリティが落ちていくってケースは多い。しかもテレビのように視聴率や反応次第でシリーズがワン•シーズンで打ち切りになる/続投が決まる…と鮮度がダイレクトにモノをいう世界では、たとえパイロット篇を経ても第1シーズンを終えるまでは「次」にゴー•サインが出なかったりする。一種の博打だし、原作者/クリエイター側に最初から「これだけのスケールで話が展開します」という心づもりとストーリー&キャラの準備があり、かつ製作サイドにその構想図を受けとめる信念/余裕がないと、グレイトな長期シリーズはなかなか成り立たないのだろう。現在のようにブログやトウィッターで市井の声が間髪入れずに公表され、そうした外部の声に製作者も影響されがちな時代なら、なおのことです。

対談の模様の要約はこちらに細かく筆記されていますが、これを読むと製作者側も「シャーロック」もシーズン1が〝これっきり〟になる可能性を否定してなかったことが伺えます。
その意味で、たとえ世界的なヒットであっても、人気にあやかってエンエンと続けるよりは高い評価に囲まれたまま潔く「終結」を迎えるのは正しいと思う。バンドがいい例だけど、既にピークを極めて、創作集団としてのトータルな力が衰えているにも拘らず(無理に)続行する手合いは多いわけで。そういう悲しさだの醜さから無縁なところに留まっていてほしいという思いは、「シャーロック」のように好きな作品だとなおさら募りもする。要するに、本音はもっと観ていたいけども、落ち目を目の当たりにして失望させられるのはそれ以上に悲しいのでノーサンキュー…っていう話。
特に「シャーロック」に関しては、この当たり役を経てベネディクト•カンバーバッチの俳優力/カリスマがぐーんと伸びていいて、ハリウッドから声がかかっているのはもちろんのこと、ジュビリー、オリンピックのお祭りを経てやっと落ち着いてきたところで、この秋BBCが贈る本格ドラマ•シリーズ「Original British Drama」の旗艦作のひとつ「Parade’s End」(かのトム•ストッパードがスタッフです)に抜擢されてもいて、今後も人気役者な彼をキープし続けるのは実質的に困難ってのもあるだろう(ワトソンのマーティン•フリーマンも、「The Hobbit」のビルボ•バギンズ役を機に更なる市民権を獲得するんだろうな)。

上記の「3つのヒント」も気になるけど、個人的にいちばん気になるのは単純に「シーズン3はいつ放映されるのよ?」という点だったりする。リンクした記事の情報から総合すると、①現時点で予定されている撮影開始期は2013年1月②とすれば、妥当な放映は2013年夏〜秋。そのスケジュールもマーティン•フリーマンのホビットに左右されることが予想されるので、これから余裕で1年近く待つことになるのかも……わー、つらい!! 
とはいえ、上記対談においてBBCのプロデューサーはシーズン2の英国内放映と海外放映のギャップが5ヶ月近くあったことを反省しているので、シーズン3の日本放映までの「待機期間」が(同時放映は無理かもですが)縮まる可能性はありそうです。ともあれ、BBCにはこれから「The Hour」(ドミニク•ウェスト、ベン•ウィショーらが出演する50〜60年代テレビ業界を舞台とするドラマ。英国版「Mad Men」とも称されてます)のシーズン2、秀逸極まりない政治風刺劇「The Thick Of It」の最新シリーズも待機中。この双方でピーター•キャパルディが観れるのは嬉しい限りです! また、来年春には大好きなHBOのエログロ(笑)架空古代史ファンジー大作「Game Of Thrones」:待望の第3シリーズもプレミアされるので、長い冬を乗り切ることはできそうです。

最後にもうひとつシャーロック•ホームズねた:今年頭に発表された、米CBSによるシャーロック•ホームズの現代版解釈:「Elementary」の撮影中の模様がリークしました。シャーロックを演ずるのはジョニー•リー•ミラー、ワトソン役はルーシー•リュー。「初の女ワトソン!」と話題ですが、舞台になるのはロンドンではなくニューヨークっていう、この現代解釈はどうなるのかな? ニューヨークにベイカー街ってあるの?? ともあれ、「シャーロック」のカンバーバッチ&フリーマンはもちろん、ダウニー•ジュニア&ジュード•ロウ=ガイ•リッチー版映画もこの名コンビの間のケミストリーがなにより重要なので、そこを男女の異性間でどう解釈してみせるのかはちょっと興味深い。このシリーズは9月27日米プレミアの予定なので、シャーロック好きはチェックくださいまし〜。

広告

Mariko Sakamoto について

Hi.My name is Mariko.Welcome to my blog,thanks for reading.坂本麻里子と言います。ブログを読んでくれてありがとう。
カテゴリー: TV タグ: , パーマリンク