Record Store Day 2014

今年もやってきました、Record Store Dayですよ〜!

というわけで。年々グローバルなイベントとして拡大を続け、それと共にレコード会社の新たな「苦肉のセールス戦略」(この日に向けた限定リリースだのカスタム•パッケージ仕様の高額リイシュー等、コレクターは格好の餌食になる&スペシャルな作品をeBayで売りさばいて小金を稼ぐ連中も少なくない)としても認知されるようになった(苦笑)この日。

それだけではなく、「年に一度の〝誰かに決められた日〟じゃなくて、もっと気軽に、頻繁にレコード屋に行こうよ」と常々感じている身としては――もちろん、ネットを通じて自宅に居ながらにして古今東西の音楽に触れることのできる今の時代、わざわざレコ屋に足を運ぶことを求めるのは「なんで?」と問い返されるであろうアスクであるのは承知してますが――ついついRSDにシニカルなスタンスを抱いてしまいがち。

しかし、現代の音楽とコマースとを切り離すのは無理だし、きれいごとを並べてもしょうがない。「RSD」という記号を契機に、ここでしか買えないアイテムやインストア•ライヴなんかも企画されるのは楽しいし、「じゃあ、せっかくだから今日はレコ屋に行ってみるか」と誰かが腰を上げるきかっけになるであろうことは事実。「RSD向け商品」だけを標的にレコード•ハンティングに向かう人もいるだろうけど、この機会にひいきのショップ、あるいはなかなか足を運ぶチャンスのなかったお店を訪れてみて、ぶらぶらしながら実際に作品を手に取ってチェックしたり新譜やバーゲン•アイテム他をサクサクするうちに何かが閃いて、たとえ1枚でも購入につながれば――どうしたって苦戦を強いられている/でもがんばってるレコード•ショップにとってはいい励みになるだろう。

そんなわけで、レコード•ショップ応援の意味をこめて:今回は「アーティストによるお買い物ガイド」スペシャル。もっとも、世界有数のインディ•レコード店として知られるカリフォルニア発:アミーバ•ミュージックが制作しているオリジナル•ウェブ•ビデオ•シリーズ「What’s In My Bag?(今日ゲットしたのはこれ)」を引っ張って来ただけですけども……

アーティスト/ミュージシャン/有名人が「俺の/私のフェイヴァリット作品」とか「自分の人生に大きな意味をもたらした作品」etcのお題でアルバムや曲を10作なりセレクトする〜プレイリストを作るってのは、いまや色んなメディアで見かけるネタ。しかしこのビデオ•シリーズが楽しいのは、彼らセレブをお店に回遊させてラックを漁ってもらい、さて何をご購入したか?を明かしてもらうところだ。

言い換えれば「これ」といったテーマの制約がないゆえに、チョイスの幅も単純に「このバンドが好きで、新譜が出てたから手にせずにいられなかった」、「好きな作品だけど、友達にあげちゃって手元に無いからここで補充」といった実際的なものから、「長年探してたこの作品/再発、思わず出くわして感動〜!」、「このジャンルのコレクターだから買いました」、またレコード/CDに限らずDVD他のアイテムも含まれるので、セレクトした人間の人柄や興味の向かっている方向〜趣味が一層よく伝わる。

多彩なジャンルの(主にインディ系)ミュージシャンから俳優/コメディアン/セレブ等々がこれまで登場してきた数々のエピソードの中から、(クソ真面目な「趣味の良さひけらかし」ではなく)笑わせてくれた/テイストにうならされた人達の映像を以下にピック。ほとんどの人がアミーバの――特に体育館並みにデカいハリウッド店――店内に足を踏み入れると、もらったばかりの小遣いを手にお菓子屋に入ってしまった子供みたいになっちゃうのがなんとも微笑ましいです。おもろい裏話や意外な素顔をアーティストから引き出すだけではなく、このシリーズそのものがレコード•ショップ•カルチャーのいい面、そして新譜だけではなく掘り出し物も色々ある素敵なショップ:アミーバの優れた宣伝になっているのもなんとも上手いよね。

以下のビデオ、字幕はないので申し訳ないですが、それぞれのピックを選者が解説する際にジャケット写真やビデオ/音楽の一部が流れるので、どういう作品かは文字だけで読むより遥かに分かりやすいはず。また、アミーバのウェブサイトにはエピソードごとの「ご購入リスト」も添付されているので、あなたのお気に入りアーティストがどんな作品を買ったか、チェックするのもご一興。色々とチェックしてみたところで、気になるアルバム/アーティストのメモを片手に、近くのレコード屋さんに立ち寄って作品を探してみではいかがでしょうか?――日本でのRSD加盟店のリストはこちらから確認ください

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<まずは、先頃脱退が明らかになって残念!なフレイミング•リップスのドラマー:クリフ•スカーロック君のチョイス。ビッグ•スターTシャツ着用はもちろん、初めてアミーバのハリウッド店を訪れた時の感動等、共感できる思い出話が楽しめます&ローズ•オブ•ニュー•チャーチからジョージ•ジョーンズに至るセレクションの広さも好感度高し>

<巧みな話術で間違いなくエンターテインしてくれるデイヴ•グロール先生の「ヒストリー•オブ•ハードコア•パンク」ミニ講義の巻>

<ファックト•アップのVo=デミアンakaピンク•アイズは、「子連れ狼」なレコード•ショッピング。にしても赤ちゃんが退屈そうで可哀想……>

<JGサールウェルことジム•フィータスは実にセンス良し。彼のショッピング•リストはすべて聴いてみたい作品です>

<ザ•ルーツのクウェストラヴ。リック•ジェイムス、Jディラとグッド•チョイスですが、「廃盤だから」と自分の作品を買い占めてるのが笑えます>

<ハノイ•ロックスのマイケル•モンローとサミ•ヤッファ。欧州人らしくアメリカン•ミュージックへの憧憬が色濃いクラシックなチョイスです>

<レコード買いの達人その①:ジョー•ボイド>

<レコード買いの達人その②:レニー•ケイ>

<イギリスからのレコード•ギーク代表として、ポーティスヘッドのジェフ•バロウ率いるBEAKを。3人とも趣味がいいねー&イギリス人らしい「バーゲン自慢」を抑えられないセコさとドライなユーモア感覚が素敵>

<しかし傑作と言えばこれでしょう:ディアハンター/アトラス•サウンドのブラッドフォード•コックス、この人のモノローグはライヴでのMCと同じく抜群に面白くて司会やツッコミ不要です。ほとんど漫談>

<最後はフロム•ジャパン!のアシッド•マザーズ•テンプル。サイババやイディッシュ•フォークにまで手を伸ばす音楽好奇心とアツシさんのサンディ•デニーへのマジな愛情に打たれます>

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Mariko Sakamoto について

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