Beat of My Own Drum:28. Jeffrey Lee Pierce

ザ•ガン•クラブを率いた伝説のカリスマ:ジェフリー•リー•ピアースが37歳で世を去ってから、もう20年近くになる。パンクを経た上で、ブルースやカントリーといったロックンロールの原点に向かった80年代のマヴェリック達のひとりである彼は、たとえばニック•ケイヴの精神的な同輩にして、ホワイト•ストライプス他ガレージ勢のエソスにも影を落とした唯一無二の存在と言えるだろう。

そんな彼の遺したデモ•テープや楽曲の未完成スケッチを元に、彼に縁の深いアーティストや友人、かつてのバンド•メンバー、影響を受けたアクト達がアイデアを解釈•発展させ、楽曲として完成させる……という主旨のトリビュート•プロジェクトが「The Jeffrey Lee Pierce Sessions Project」。ジェフリーの友人だったサイプレス•グローヴが、長らく放置されていたカセットの中からJLPのオリジナル•デモを発見したのをきっかけに始まったこのプロジェクト、シリーズ第1弾である「We Are Only Riders」が発表されたのは2010年になる。

これまでにニック•ケイヴ(とその一党)、マーク•ラネガン&イゾベル•キャンベル、デビー•ハリー、リディア•ランチ、ミック•ハーヴェイ、キッド•コンゴ•パワーズ、ザ•セイディーズ、バリー•アダムソン、タヴ•ファルコ、スティーヴ•ウィン、ジム•ジョーンズ•レヴュー、テッド•パーキンス……等々、世界各地のガレージ/ブルース/パンク/ロカビリー勢(曲者だらけ♥♥)が参加してきたこのプロジェクト、その第3弾コンピレーション=「Axels & Sockets」が発表されたばかりっす。

同セッション•シリーズの核になるアクト(サイプレス•グローヴ、ニック•ケイヴ、デビー•ハリー&クリス•スタイン他)は健在ながら、今回は新たに御大イギー•ポップ、サーストン•ムーア、プライマル•スクリーム、マーク•スチュワートらが参加していて話題になっている。独自の世界観に生きた詩人であり、悲劇的な自己破壊への性向もあいまって、JLPのカルトと磁力はいまだ広がり続けている、ということだろうか。というわけで、そのアルバムから1曲。

<イギー•ポップ&ニック•ケイヴfeat.サーストン•ムーア。バチあたりな聖三位一体とはこのことでしょうか?>

せっかくなのでオリジナルも。こちらはガン•クラブの初期代表曲のひとつ。

<一度でいいからライヴを観てみたかった!アクトのひとつです……>

ガン•クラブのラスト•アルバムより。

<泣けます。この曲の歌詞を聴いていると、いつかJLPの歌詞&ショート•ストーリーを集めたアンソロジー本「Go Tell The Mountain」が再版(もしくは電子書籍でも可。とにかく古本はすごい高値なので)されることを祈らずにいられません>

もう1曲、JLPのソロ作から。

<英録音のこの作品は、ブルースだけではなくニュー•ウェイヴやワールド•ミュージックからの影響も咀嚼した隠れた名作のひとつ>

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Mariko Sakamoto について

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