Beat of My Own Drum: 45.Dr. John/Allen Toussaint

この「日々つれづれ音楽ノート」シリーズことBOMODの前回でもフー•ファイターズの音楽ドキュメンタリー•シリーズ「Sonic Highways」について触れましたが、今日も引き続きそのネタになります。

イギリスではこれまでにシカゴ、ワシントンDC、ナッシュヴィル、オースティン、ロサンジェルス篇が放映されたタイミングなんですが、もっとも新しいエピソード:ニュー•オーリンズ篇は、たぶん全シリーズの中でも1、2位を争う内容ではないか(まだ全話オン•エアされてもいないのに気が早いですが)と思います。画面に登場するミュージシャンや記録映像他ももちろん面白いとはいえ、最終的にはやっぱりその土地の風土や社会と、そこに育まれた音楽シーンの結びつきの強さが各エピソードの磁力になるのかな?と。その意味で、たとえば60年代から現在まで百花繚乱なシーンを生み続ける大音楽都市:ロサンジェルス篇に関しては、ワン•エピソードにビーチ•ボーイズからサイケ、西海岸ロック、パンクにヘア•メタルにミクスチャー、デザート•ロック•ムーヴメントといった具合に何もかも詰め込もうとするのではなく、思い切って2話に分けた方が良かったんじゃないかと。

ともあれ:ニュー•オーリンズ篇は長い歴史を誇るジャズ•クラブとその立役者達を中心としたエピソードで、かの地の肥沃な風土とそれに負けずとも劣らず豊かな音楽/文化/民族のメルティング•ポット、そしてハリケーン他の災害を越えて再生してみせる逞しさとコミュニティの持つプライドを感じることができてグーでした。んなわけで、まずはこのエピソードを観終わってすぐに聴きたくなったアルバム=ドクター•ジョン(このエピソードの中にインタヴュー場面もあります&当時の逸話はびっくり仰天ネタが多くて笑える)の傑作『Babylon』より。

<Glowin’/Dr.John>

冒頭から濃くて引き込まれるアルバムとはいえ、この曲は特に好きです。それまで意識したことがなかったんだけど、このアルバムを聴いてドクター•ジョンの唱法にヴァン•モリソンを感じて「あ、これもブルースか!」とびっくりしたもんです。いや、ドクター•ジョンというとどうも『Gris-Gris』のキワモノな印象が強くて……

そしてもう1曲、このエピソードを観ていてもっとも興味を惹かれたアレン•トゥーサンのこの曲。

<Southern Nights/Allen Toussaint>

この美しいトラックが収録されたアルバム『Southern Nights』は一種のソング•サイクル作品らしいんですが、どこかサイケデリックで幻想的なプロダクションはニュー•オーリンズという不思議な土地のマジックを宿しているように思います。

広告

Mariko Sakamoto について

Hi.My name is Mariko.Welcome to my blog,thanks for reading.坂本麻里子と言います。ブログを読んでくれてありがとう。
カテゴリー: beat of my own drum, music タグ: , パーマリンク