Beat of My Own Drum: 56. Lloyd Cole and The Commotions

いつ聴いても、やっぱ沁みるねぇ〜ってことで、今聴き返しているのがロイド•コール&ザ•コモーションズ。たまたま中古屋で初期シングルを見かけて、聴きたくなった→懐古のループにどっぱまり、というありがちな話です。

<ライヴ映像だけど、音質もグーだし演奏も素晴らしい。楽曲も良かったけど、バンド自体も上手かった>

ロイド•コール•アンド•ザ•コモーションズは、スコットランドで80年代に結成されたロック•バンド。ヴェルヴェッツやテレヴィジョンの感性とカントリー/フォークのメロディを融合させつつ、でも英国的な情緒もたっぷり(非常に強引に言えば、フェルトとスミスの中間?)しかしアルバム3枚をリリースしたところで、残念ながら解散してしまいました。

にしてもこの曲は、やっぱ名曲。誰に何をどう言われようとも揺るがない、マイ•クラシックのひとつです。コモーションズには他にも良い曲がいくらでもあるんだけど、この曲、っていうかファースト•アルバム「Rattlesnakes」は、いまだに褪せないダイヤモンド級の輝きを備えている。今から30年前に作られたレコードの多くとは異なり、古さや時代臭に縛られないクリアなサウンド&プロダクションは、イコール彼らが最初から「クラシック」を目指してたってことだと思う。

当時は本当に彼らに夢中で、近所のローカルなレコード屋で日本盤のCDシングルを見つけて小躍りしたり(テレヴィジョンの「Glory」のカヴァーが収録されていたのさ!)、修学旅行のついでに生まれて初めて行った輸入レコード屋(怖かった)で小遣いをはたいて10インチ•シングルを買ったり。サード•アルバムでやっと実現した彼らの最初で最後になった来日公演にもバクバクする心臓を抑えながら行ったんだけど、完売じゃないくて(バンドのために)切なくなったのはもちろんのこと、ステージど真ん前中央の絶好な座席=たぶんマスコミ用にキープされていたエリアで、ライヴの間にグーグー眠りこけていたお客がいたのは衝撃的だった。バンドの面々も彼の存在に気づいて演奏の途中で苦笑してたくらいだったけど、その光景を見守りつつ、ものすごく悲しくもなった。自分にとってはある意味あれは、その後の音楽体験で繰り返される「良いアーティスト/バンドだけど、マイナーなのでジ•エンド」の原体験だったのかもしれないなー。

彼らに関しては、少し前に活動中に残されたレコーディングをまとめたボックス•セットもリリースされたばかり。そこはマニアックなファンに任せるとして、本ポストで興味をそそられたという未体験な方は、まず「Rattlesnakes」からトライください。たぶん、びっくりするくらい良い曲の数々に出会えると思います。

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Mariko Sakamoto について

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