Beat of My Own Drum: 94.Peter Blegvad


一気に冷え込んできまして、冬の到来を感じます。今朝は庭一面が霜で覆われたほど。通りに駐車されている車も、昼時近くまで窓に霜が凍りついたままだったな。

それでも日は照って青空な朝なので軽く庭掃除などしていたら、カサ、カサ、カサ…と聞き慣れない物音がする。リスか何かか?と思い様子をうかがっていると、紅葉した樹から葉がひとつ、またひとつと落ちる音だった。風はまったく吹いていないのに、静かに1枚ずつ落ちていくのはちょっと不思議な光景だった。寒さに凍ってしまい、ついにポキン!と折れていくような。明日の朝には、きっとすべての葉が落ちていることだろう。

ちょっとセンチな気分になったので、スラップ•ハッピー/ヘンリー•カウでもおなじみ:ピーター•ブレグヴァドの1990年のソロ作を聴いてしんみり。シンプルなのに、ほんと良い歌を書く人です。

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John Carpenter@Troxy Theatre/31Oct2016


会場の入り口近くにはハロウィーンのパンプキン、そしてジュディス•マイヤーズの墓標が!(ナイス!)

会場の入り口近くにはハロウィーンのパンプキン、そしてジュディス•マイヤーズの墓標が!(ナイス!)

フル•バンドの偉容

フル•バンドの偉容

例のピエロ騒ぎの影響で、普段よりも早くから盛り上がった(?)感のあった今年のハロウィーン。うちの近所でも、夕方にコスプレした幼稚園児〜小学生たちが親御さんの付き添いの元、「このおうちを試してみようようか〜」と和気あいあいなノリで界隈の家々のドアをノックする姿が見受けられました。しかし売れ残ったカボチャはどうするのかなと、毎年のことながらちょっと気になった。水っぽくてデカい瓜みたいなあれはとてもじゃないが料理に使えるシロモノではないので(スープにすらならない)、家畜の飼料か何かに転用されるのか……?

という駄話はさておき:ハロウィーンにふさわしく、ジョン•カーペンターのコンサートに行って参りました。チケットを予約したのはほぼ1年前の話で、いはやは長かった! その間に本来このコンサートを企画したプロモーター=ATPが倒産する事件も起きてすわ「キャンセルか?」とビビらされたり(結果的に他のプロモーターが企画を譲り受け、無事開催と相成りました)もしたけど、楽しみに待った甲斐のある、ホラーでありつつハートウォーミングでユーモラスな後味の残る、実にジョン•カーペンターらしい愉快なイベントになりました〜★

「Halloween」、「The Fog」、「Escape From New York」、「The Thing」といったいまや「古典」とされる作品の数々で、アメリカのホラー/SF/スリラー映画の黄金期=70〜80年代を形作ったひとりであるジョン•カーペンター。こうしたジャンル映画の常で低予算なプロダクション、かつスタジオ•システムとは一定の距離を置きつつ自主制作育ちの作家主義を基本姿勢に映画を撮ってきた御仁だが、その「お金がない=プロの作曲家を雇えない」という制約の副産物とも言える自身が作曲•演奏•制作したシンセとDIY精神たっぷりな映画音楽もまた、いまやサントラ好きたちの間では「古典」のひとつと看做されている。

そんな下地とミレニアルな80年代ノスタルジー(ジョン•カーペンターだけではなくスピルバーグやリドリー•スコットもルネッサンスしてますし。先だって本ブログで取り上げたドラマ「Stranger Things」然り)が相まって、ジョン•カーペンターが自作サントラではなくオリジナルの「架空のテーマ曲」を集めた初のソロ作「Lost Themes」をSacred Bonesから発表したのは昨年のこと。好評を得て続編=「Lost ThemesⅡ」やリミックス集もリリースされたが、それを契機に今年で齢67のジョン•カーペンターが初のツアーに乗り出した。映画も音楽も好きな人間にとって、これはやっぱり見逃せないっす。

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アメリカやイギリス各地もある程度消化したところで、このロンドン公演はどんぴしゃにハロウィーンの当日。前座は無し:開演時間も通常よりちょい早めなのは、御大の年齢も作用しているのかな? 会場は久々にTroxyで、自分はフレイミング•リップスを観に行って以来になる。かつては映画館だったというアール•デコの内装も雰囲気がいいし、キャパはたぶん3000強。この日はソールド•アウトという立派な興行ぶりで、翌日ももう1公演設けられていた。

二階席だったのだが、会場に到着した頃には既にシートの9割が埋まっている。しかもこの会場、二階席の前面=見晴らしのいいバルコニー席はVIPチケットを買ったお客に割り当てられているのだった。クソー! しょうがないので後方の手すりに寄りかかっての立ち見と相成ったわけだが、映像もがっつり交えたステージングだったので、ある意味後ろで観るのも全景がばっちり楽しめて良かったかもしれない。

開演前の暇つぶしに場内を眺めていると、8割近くが中年の男性客だ。70年代から始まるジョン•カーペンターのキャリアを考えれば当たり前の話とはいえ、見事に子供(小中学生、高校生系)が欠如。これはあくまで二階席=座って観たいオヤジオバハン客が好むゾーンの話なので、一階=スタンディング•エリアには若人ももっといたのだと思う。しかし自分の周囲の大半はジャンル映画ファンなようで、よく見るとおのおのカーペンター映画のTシャツ着用(もちろんほとんどは黒)で地味にオタクに「自己表現」していて、マーチャン売り場で買ったポスターやアイテムを見せ合って盛り上がっている。なんかこう……「通常のコンサート」というよりも、コミコンに足を踏み入れた感覚が。

この日は開演前にジョン•カーペンター自らが審査する「ハロウィーンのコスプレ•コンテスト」も行われていたそうだが、そういう飾りっけのあるお客は少数派。映画マニアは音楽ファンよりも自閉気味なのかしら? と言いつつ、何人か袖をカットオフしたGジャン=80年代ファッションを着てイキがっている輩を見かけた時は、「カート•ラッセルみたいに鍛えた身体じゃないお前らに、それを着る資格はない!」と、沈黙の威嚇ビーム視線を浴びせずにいられなかったですけど。

予定時間をちょいと越えて8:30、いよいよ開幕。いきなりズゥゥゥ〜〜〜•ズズズ•ズ•ズー!と「Escape From New York」のあの黙示録めいたダークなテーマが流れ出し、観客もたちどころに熱狂&ガッツ•ポーズ。「開戦」を思わせる見事にイカしたオープニングっす。バンドは総勢6名で、キーボードを前にしたジョン•カーペンターを中心に、サブのキーボード、ギター2名、ベース、ドラムのフル•バンド構成。ステージの背景はスクリーンになっていて、演奏中の楽曲に合わせてその映画の名場面や有名なシーンが流れる仕組み。パナフレックス•カメラを正面から見据えたようなスクリーンのデザインの粋さも含め、このコンサートが「映画」仕立てなのが分かる。

<ファンの間でも恐らく1、2位の人気であろう「Escape From New York」のテーマ•ソング>

続く初期の名作=「Assault on Precinct 13」の荒々しいノリでマニアを泣かせたところで、アルバム「Lost Themes」からの楽曲で軟着陸。ジョン•カーペンターはこれらオリジナル•アルバムの楽曲を「聴き手の頭の中に浮かぶ映画のサントラ」として作ったそうだけど――自分にはゴブリンっぽく聞こえてしまうのは愛嬌でしょうか?

ステージにドライ•アイスの煙がもわ〜んと流れ始めたところで、待ってました! 「The Fog」のメイン•テーマ(スクリーンに映される元妻のエイドリアン•バーボーの艶姿に喝采が寄せられたのもナイス!)。こういうベタでミエミエな演出はもちろん、演奏中もどうも手持ち無沙汰(?)なのか慣れない風情で音に合わせてノっているジョン•カーペンターの「年金世代」なのにホラーの王者っぽさを醸そうとするノリも、むしろ一種の人徳/チャームとして愛でたくなってしまう。行き過ぎた消費社会を風刺したカルト名作「They Live」のブルース調でこってりしたテーマ曲(彼の作品では異色)と「OBEY」のアイコニックなロゴで盛り上げたところで、メンバー紹介。ソロ作のコラボレーターであるギターのダニエル•デイヴィス(キンクスのデイヴ•デイヴィスの息子で、ジョン•カーペンターは名付け親だそう)とキーボードの実子コディ•カーペンターにはひときわ熱い拍手が寄せられた。

そこから先も、巨匠モリコーネに敬意を表して彼の担当した(でも実にカーペンターっぽい)「The Thing」のスコア、80年代らしい派手さとハード•ロック色の濃い「Big Trouble in Little China」等、クラシックの連打。合間に挟まれるソロ作からのオリジナル曲はプログレ〜メタル•インストが主調で驚きに欠ける=ややダレもしたのだが、冗長になったりソロがエンエンと続くなんてことはなく4、5分程度ですっきり終わるのは、やはりジョン•カーペンターが自らのエゴを満足させるというよりも主題曲(映像のサポート)という機能を起点に職人的に音楽を作ってきた人だから、かもしれない。

シンセ3台を駆使した荘厳さが素晴らしかった(待ってました!)「Halloween」が鳴ったところで、本編のシメは意外や「In The Mouth of Madness」。公開当時はケナされ、ジョン•カーペンター本人もあまり快く思っていないこのラヴクラフト調オカルト、しかしカルト評価は近年上がっているというし、80年代のダリオ•アルジェント(「Phenomena」でのアイアン•メイデン等)のノリがだぶるダイナミックなハード•ロックをバンドも全開の演奏で熱演、ぶっちぎってくれた。

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アンコールは、スクリーンに登場したアリス•クーパーのカメオ出演場面だけで歓声が湧いた「Prince of Darkness」。おどろおどろしい雰囲気にとっぷり浸ったところで、オリジナル曲では息子コディがキーボードの独奏で見事にリードする様を父が見守る泣かせる場面も。ジョン•カーペンター作品はプロデューサーはもちろん撮影スタッフやキャストのリピート登板(妻他の家族も関わってきた)が多いことでも知られるが、信頼するコアなメンバーと一緒にファンタジーやスリルを作り出す=いわば「ファミリー•スタイル」を重視することで、「ジョン•カーペンターの映画」という独特な味わいとブランドが生まれ、守られたきたのだな〜と感じずにいられなかった。

「皆さん、今夜は来てくれてありがとう。でも、帰りの車の運転にはくれぐれも気をつけて!」――アメリカとは違ってロンドンのライヴに車で来る人は滅多にいないので、すかさす観客からは「ジョーン、俺たち車は使わないよー」と冗談ヤジが飛んで笑いましたが――とのお茶目な目配せをキューに、最後は「Christine」。イントロのリフこそ可愛らしかったものの、メカに宿る怨霊というストーリーの映画だけにエレクトリック&(文字通り)インダストリアルなスコアは強力にビルドアップしていき、スクリーンを彩るクリスティーンの不条理な勇姿=不良連中を追い回し惨殺していく映像と共に見事なカタルシスをもたらしてくれた。演奏が終わり、スクリーンに「The End」の字幕が映るのも最高だったです〜。

ライヴ終了後客演が灯り、ステージ前面にバンドと手をつないで並び、深々とお辞儀をするジョン•カーペンターにスタンディング•オヴェイションが惜しみなく注がれた。自分も心からの「ありがとう」を送った。

名監督と名音楽家のタッグは枚挙にいとまが無いし、サイレント映画にオリジナルなスコアをつける、映画上映と生演奏を組み合わせる、オーケストラが人気サントラを再演する等々、映画と音楽のドッキングは様々な試みを生んでいる。しかしジョン•カーペンターは、ヴィジョンとサウンドの双方を自分自身で具現化してきた稀な「マスター」。その自力本願な姿勢とエンターテインメントへの愛情は、彼をクラシックなアメリカのクリエイターのひとりにしている。

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R.I.P. Robert Vaughn


もう今日はレナード•コーエンでいっぱいいっぱいです!と言いたいところですが……子供の頃に大好きだったスパイ•ドラマ「Man From U.N.C.L.E.」でおなじみ:ロバート•ヴォーンが亡くなったそうです。

ソロよりもイリヤ好きなので、デイヴィッド•マッカラムが逝ってしまったら自分的にはもっとショックだろう。けど、あのシリーズ以外でも様々な映画で味のある個性を見せてくれた「ナポさん」に敬意を。

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R.I.P. Leonard Cohen


起きたら、悲しいニュースが待っていました。心の糧として大事にしてきた歌をいくつも書いてくれたソングライター/声と、またひとつ、お別れです。合掌。

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Beat of My Own Drum: 93. R.E.M.


<この大好きな曲を、♪It’s the end of the world as we know it–I DON’T feel fine と歌わなくてはいけないのはつらいです>

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Steve Reich at 80@Goldsmiths:3Oct/2016


ジェレミー•バーネット(L)、ポール•キャシディ(R)によるClapping Music

ジェレミー•バーネット(L)、ポール•キャシディ(R)によるClapping Music

Piano Phaseの独演

Piano Phaseの独演

レナード•コーエンが82歳で新作リリース!という嬉しいニュースもあったばかりですが:今月80歳の誕生日を迎えたのはアメリカン•モダンの巨匠スティーヴ•ライヒ。

ヴィクトリア朝時代に建てられたリヴァプールの古い列車駅を舞台にロンドン•コンテンポラリー•オーケストラによる「Different Trains」が上演され、お膝元ニューヨークではカーネギー•ホールでバースデー•コンサート開催、新作プレミアも間近……といった具合にイベントが続いていてますます意気盛んな印象だが、うちの近所のゴールドスミス•カレッジの音楽部が御大の誕生日を祝ってミニ•リサイタルを開催したので足を運んできた。

ゴールドスミスと言えばダミアン•ハーストやブラーのメンバー、近いところではジェイムス•ブレイクらが学んだことでポップ•カルチャー好きには名の知れた大学。最近校舎の改装も行われたようだし、キャンパスの片隅には今年初めにアート系映画館までオープンしている。しかし学生ではないので構内に足を踏み入れたことはないし、これまでもバスの車窓から眺めるばかりだった。今夜のイベントの会場になった大ホールももちろん初体験で、なんだかそれだけでもワクワクしてしまう。

定刻通りに会場に到着したら一番乗りだったので、遠慮なく最前列のシートを確保。幾何学パターンをモチーフにしたコンクリ作りのホールはシンプルな内装と板張りの床でモダンな趣きながら、ステージ後方にはパイプ•オルガンが設置されている。講義やイベントはもちろん、クラシック系のコンサート•ホールとしても機能しているのだろう。中央にはグランド•ピアノが2台、ラップトップ等の並ぶテーブルが脇に置かれているのが見える。

入場時に渡されたイヴニング•コンサートのしおりによれば、この晩の演目は「Clapping Music」(1972)、「Electric Counterpoint」(1987)、「Piano Phase」(1967)。パフォーマーはゴールドスミスの教員でもあるポール•キャシディとジェレミー•バーネットで、いずれも現代音楽系の演奏/作曲家という。たまたま知人に教えられるまでこのコンサートのことは知らなかったが、開演前には用意されたパイプ椅子席はすべて埋まり、立ち見も出るほどで驚いた。同大学の音楽学科に在籍している学生は無料で観れるから……というのもあっただろうが、老若男女に通じるライヒのカリスマはやはり大したものだ。

1曲目はタイトル通り、2人の演者が手拍子する楽曲。このシンプルそのものなパフォーマンスは3年前にもサウスバンクで体験したが、聴いている/観ているだけで感覚に目眩が生じるのはこの晩も同じだった。楽器の弾けない人間でも演じることのできる音楽であり(自分はリズム感がゼロなので試してみてもいつもトチるが)、これを小中学校の音楽教育で習えたら、リコーダーに四苦八苦するよりはるかに楽しかっただろうな、と思ってしまう。

続いて、ジェレミー•バーネットによる独演。「Electric Counterpoint」はパット•メセニーのために制作されたコンポジションで、本来はギターで演奏することを念頭に置いて書かれたもの。しかしこの晩はエレクトロニック•パーカッションとループを用いた演奏で、オクターヴや速度を変えて反復していくシンプルなメロディの重なりはまるでテクノを聴いているよう。んなわけで演奏後に同行した友人たちとしばし談義したが、そのひとりはあくまで「マニュエル•ゴッチングの『E2―E4』がハウス/テクノの始祖だろう」との主張だった。確かにあっちの方が先。

合間にゴールドスミス音楽学科教授によるミニ•レクチャー「ミニマリズムを知るために」を挟み、フィナーレはポール•キャシディによる「Piano Phase」のソロ演奏。ピアノ奏者2名がユニゾンで同じパターンを演奏し始め、徐々に一方がテンポを速め他方を引き離していくフェーズ•シフティングというテクニックで知られる作品だが、ここではひとりの奏者が右手/左手で2台のピアノを弾き分けるスタイルだった。このソロの演奏スタイルは2004年に初演されたそうで「新しく」はないそうだが、実際に生で観るとピアニストのテクニックに感嘆せざるを得ない。

この作品を聴いていると、少しずつ広がっていくリズムのズレが時に居心地の悪い不安定さをもたらし、また時に別の楽曲がふたつのパターンの中から浮かび上がったかと思えば消えていき……と、コマ送りで植物のタネが発芽し成長し朽ち、また地中のタネに帰するサイクルを眺めるような、ヒプノティックなイメージが頭に浮かんでくる。最後には再び周期が一致するシンメトリカルな構成といい、アフリカ音楽やガムランのトランス感に近いかな。ポピュラー音楽でもこうした効果を用いた楽曲はあるのだろうが、ピアノのみのストイックな演奏ゆえに、その構造とメカニズムは明快に伝わった=頭では分かる。しかし耳の錯覚とでもいうのか、聴く側の中にいやおうなく生じる奇妙な感覚のインパクトは逆に大きかった。

20分近いブレイクなしの熱演にスタンディング•オベーションと大喝采がわき起こり、コンサートは終了。スティーヴ•ライヒの作品はもちろんレコーディング音源でも聴けるわけだけど、やっぱり生で体験するのが一番だな!との思いを新たにした。たまたま我々の近くにゴールドスミス音楽学科の青年がふたり座っていて、コンサートの合間にちょっとお喋りしたのだが、トランペット専攻という若者はエレクトロも趣味でやっていると話していて、もう一方は見てくれは完全にヒップホップ小僧。こういう機会を通じて、若い世代がモダン•クラシカルや20世紀アメリカン•ミニマリズムとダイレクトにシンクロし、インスピレーションを拾っていくんだな……と思うと、それだけでもちょっと嬉しくなった。

というわけで、この晩の「Piano Phase」の演奏の模様がアップされていたのでおまけに。

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Beat of My Own Drum: 92. John Cale/LCD Soundsystem


少し前に知り合いとDJをやったんですが(あくまでプライヴェートな趣味イベントです)、そこでどうしてもかけたかったのがこの曲。ケイルネタで繋いだいったんですが、ストゥージズ以外はフロアは盛り上がってませんでした:が、自分は楽しかったですー。

<パソコンのスピーカーで聴いていると地味かもなんだけど、ちゃんとしたシステムを通じて流すと……号泣してしまう。もちろんジョン•ケイルのヴォーカルも最高>

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