Beat of My Own Drum: 125.Frightened Rabbit


スコットさん……。ご冥福をお祈りします。

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カテゴリー: beat of my own drum, music

Beat of My Own Drum: 124.Sunnyday Service


イギリスはまあ、年が明けると本格的に寒くなるのが普通なんですが、今年の2〜3月は寒暖のギャップがひどかったな〜、という印象。ああ、やっと気温がマイルドになってきたわい…と安心していたら、急にシベリア方面から寒気団が襲ってきたり(笑)。

驚いたことに、今年はものすごく久しぶりに(小中学生時代以来?)しもやけにかかったりもしました。なんで一時的に、手でやる作業が何かときつかった。何本か指の関節の皮膚が割れてしまったんで、さっと手を伸ばして何か掴むとか、ペンを握るとか、日常的な動作がやりにくくなるもんなんですね〜、あれは。指環のせいで血行の流れが悪いのも良くなかったのか、指がソーセージみたいに腫れて紫色になった時はマジびびりました。

しかしまあ、いきなり雪まで降った先週を終えて、しもやけも治って、確実に春は到来中。花粉もかすかに飛んでいるので全面ハッピーではないとはいえ、外に出かけたくなる日和も増えてきてます。こういう気分的に解放された状況だと、自然に頭に浮かんで来て口ずさむのは日本語の歌。それは自分が歌謡曲世代の人間だからなのかもしれませんが、音と言葉(一語一語)が密接につながっている日本型な音楽は、きっかけがあると芋づる式に全コーラス思い出すんですよね。「もうすぐはるですねえこいをしてみませんか」とか、「しゅわくのほりでーさまーびーち」とか。

そんなわけで、今日はこの時節に外を歩いていると浮かぶサニーデイの「恋におちたら」。ボ•ボーン、ボ•ボーン…のベースのイントロからギターのストローク、そして穏やかなヴァースからサビのエモいコーラスまで、絶妙です。

この曲をすぱっと思い浮かべたのは、『東京』のジャケットの桜のせいかもしれない。春のイメージに喚起された条件反射みたいなもんですね。桜を見ると、子供の頃に親がくれた鮮やかなコバルトブルーとピンクの千代紙とか、花札の桜を思い出すように。

でも、自分はずっと『愛と笑いの夜』派だったんで――あくまで「比較的に言えば」という意味で、『東京』も好きなんですが――「恋におちたら」とか「あじさい」を始めとする文学調な穏やかさも、やっとすんなり受け入れられるようになったのかも。

このバンドで本当に心からガツンときたのは「ここで逢いましょう」を聴いた時だったんで、『愛と笑い〜』に前後する時期(=『東京』、『サニーデイ•サービス』に至る3枚)は、もろもろひっくるめて好きです。「白い恋人」、「サマー•ソルジャー」他の名曲をこの時期連発していただけでもすごいけど。

こういうことを書いていると、「ノスタルジーやろ」と、つい自分突っ込みも出て来る。ごめんなさい、現在のサニーデイの音楽はちゃんとフォローしていませんし。回顧は不健康になる場合もあるので、なるべく回避しようとしています――が、今回はまあ、桜の花の美しさにちょっと酔わされた、ということで。暑さにまかせふたりは旅に出た――という感じで、少しだけ酔って、ちょっとだけバカになってみることで、気恥ずかしい愛情表明をしても許される、それくらいいい音楽でしょう、これは。

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Beat of My Own Drum :123.Yung Wu


またまたレコード•ストア•デイの時期が迫ってまいりましたが、個人的になんとも嬉しいRSD2018再発作品がこちら、ユン•ウー唯一のアルバム「Shore Leave」です。4月20日リリース。

セカンド期のザ•フィーリーズのサイド•プロジェクトとして知られているユン•ウーは、パーカッションのデイヴ•ウェッカーマンのソロをフィーリーズの他メンバーがバックアップしているスタイル。アルバムはこの1987年リリースの1作きりですが、ウェッカーマンの弱虫ヴォーカル(パーカス奏者としてははっちゃけなのに、歌うときのギャップがたまらない)とリリカルなのにパリッと乾いたフィーリーズ流ジャングリー•ポップは絶妙なマッチング。ストーンズの「Child of the Moon」とか、カヴァーのセンスも抜群です。

この作品は中古屋でたま〜に見かけるものの、基本的に長らく廃盤状態でした。嬉しいですね! というわけでこの機会に、80年代好きな方はぜひお試しくださいまし。

ついでにおまけ:ジョナサン•デミのご機嫌なヤッピー•コメディ映画「Something Wild」に、同窓会パーティを盛り上げるカヴァー•バンド:ザ・ウィリーズ役で出演したザ•フィーリーズの姿がこちら。モンキーズの「I’m A Beleiver」のトルネードなカヴァーもいいですが、ボウイの「Fame」のしょぼくてヘタれたカヴァーぶり&ヴォーカル担当のウェッカーマンの黄Tシャツがズキュン!なこのクリップを。しかしボウイもデミももういないのかと思うと、ちょっと切ない。

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お知らせ:超プロテスト•ミュージック•ガイド


鬼籍話が続いて暗くなっておりましたが、今回は業務連絡です。

エレキング•ブックスさんより、ポリティカル音楽のプレイリストを集めた単行本「超プロテスト•ミュージック•ガイド」が出版されました。「Agit Disco」なるウェブサイトから始まったジャンル(もしくはムーヴメント)のこれまでの成果を知る上でも貴重で興味深いもので、知らなかった数々の音楽や社会/時代との繫がり、そして様々な選者の存在と活動とを知る機会を与えてくれる内容でもあります。自分も日本語訳版向けにプレイリストを作らせていただきましたが、日本の寄稿者の皆さんの選曲もとても面白いです。

というわけで、宣伝くさくて恐縮ですが、プロテスト•ソングや政治的な音楽という概念に興味のある方は、たぶん視界が広がるんじゃないかと思うので、書店で見かけたらめくってみていただきたいです。

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R.I.P. Johann Johannsson


近年では映画サントラ界で目覚ましい活躍を見せていたアイスランド人コンポーザー、ヨハン•ヨハンソンが亡くなったそうです。まだ48歳の若さ、これからも素晴らしい活動を続けてくれるとばかり思っていたのでやはりショックです。

冥福をお祈りします。

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R.I.P: Mark E.Smith


ああ〜〜〜〜。

ザ•フォールのマーク•E•スミスが息を引き取ったそうです。少し前にツアー•キャンセルの報を目にしていましたが、まさかまさかまさか。まだ60歳だよ!

合掌。

<2015年のグラスト映像より、Sparta F.C.>

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お知らせ:マウント•イアリ新作および5年ぶりの来日公演


<7e.p.>さんより、素敵なお知らせです。心にしみる昨年のベスト•アルバムのひとつ「A Crow Looked At Me」からほぼ1年の早いタイミングで、マウント•イアリが新作「Now Only」をリリース。それに合わせて久々のジャパン•ツアーも4月に決定したとのことで、良い歌を好きな方には朗報かと思います。以下、ニュースレターから新作情報および来日ツアー情報をコピペさせていただきます。気になる方はチェックください〜。

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夭折した最愛のパートナー、ジュヌヴィエーヴ・カストレイの死をテーマに制作され、昨春の発表と同時に衝撃と絶賛を持って迎えられたフィル・エルヴラム=マウント・イアリの『A Crow Looked At Me』。ロビン・ペックノールド(フリート・フォクシーズ)の「これまでになかった感情を作り出した」という発言に代表されるように、アーティスト、メディア、オーディエンスから圧倒的な評価を受け、2017年のベスト・アルバム・リストの上位に多数選出、ここ日本でも前身のザ・マイクロフォンズ時代を含めキャリア史上最高のセールスを更新中です。

そんな前作の衝撃も冷めやらぬなか、わずか1年という短いスパンでマウント・イアリのニュー・アルバム『Now Only』が到着しました。
最終曲のタイトル通り『A Crow Looked At Me』の続編的位置付けですが、ディストーション・ギターやドラムの使用、更に長尺のナンバーで占められるなど前作との差異は明らか。しかし、歌詞はもとより、抑制された声/メロディの美しさとミニマリスティックでループ感覚に満ちたサウンドが絡み合いもたらされる浮遊感、そしてカタルシスは疑いなく前作から地続きにあり、更にその先へと踏み込んだものとなってます。圧巻の仕上がり。

まずは初期レナード・コーエンを彷彿させるアルペジオ・ギターと場面転換に合わせ浮かんでは消えていくディストーション&ピアノに載せ、少年期から現在までを綴っていく、11分にも及ぶ大曲”Distortion”をSoundCloudにて公開。

そして『Crow』連作を携えマウント・イアリが日本に戻ってきます。実に5年半ぶりの来日。アルバム同様に世界各地で絶賛を受けたパフォーマンスを遂にここ日本でも披露。各会場、入場時に希望者には『A Crow Looked At Me』『Now Only』の歌詞・対訳ブックレットの貸出も予定してます。

東京2公演には前回2012年の日本ツアーを共に回った、エルヴラム自身も大ファンであるテニスコーツ、そして名古屋公演には新作『燐光』も大好評のGoishが各々スペシャル・ゲストとして出演してくれます。

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Mount Eerie/NOW ONLY
アーティスト:マウント・イアリ
アルバム:ナウ・オンリー
品番:epcd105
発売日:2018/3/16(3/6 7e.p.通販発送開始)
JAN:4582237840230
価格:CD全6曲  2,200円(税抜)日本限定盤CD(海外ではCD販売無し)
iTunes Album 1,500円
歌詞・対訳つき
カタログページ:https://7ep.net/item/epcd/epcd105/
1. Tin Tin In Tibet (4:37)
2. Distortion (10:58)
3. Now Only (5:54)
4. Earth (5:52)
5. Two Paintings By Nikolai Astrup (9:22)
6. Crow pt.2 (6:50)

7e.p. presents
Mount Eerie Japan Tour 2018

4/6(金)渋谷 7th FLOOR(03-3462-4466)
http://7th-floor.net
Special Guest : テニスコーツ
開場 7:00pm / 開演 7:30pm
4,700円(予約)/ 5,000円(当日)+ 各1drink
チケット予約/問合せ : 会場/7e.p.

4/7(土)松本 Give me little more.(080-5117-0059)
http://givemelittlemore.blogspot.jp
開場 7:00pm / 開演 7:30pm
3,500円(予約)/ 4,000円(当日)/ 2,500円(学生※)+ 各1drink
※学生証など証明となるものを持参ください
チケット予約/問合せ:会場(give.me.little.more@gmail.com)/7e.p.

4/8(日)京都 UrBANGUILD(075-212-1125)
http://www.urbanguild.net/
開場 7:00pm / 開演 7:30pm
4,500円(予約)/ 5,000円(当日)/ 2,500円(学生※)+ 各1drink
※学生証など証明となるものを持参ください
チケット予約/問合せ:会場/7e.p.

4/12(水)名古屋 TOKUZO(052-733-3709)
http://www.tokuzo.com/
Special Guest : Gofish
開場 6:30pm / 開演 7:30pm
4,000円(前売/予約)/ 4,500円(当日)/ 2,500円(学生※)+ 各1order
※学生証など証明となるものを持参ください
チケット予約/問合せ:会場/チケットぴあ/ローソンチケット/7e.p.
1月18日(木)7e.p.受付開始(店頭&PG発売2月1日(木))

4/13 (金)渋谷 7th FLOOR(03-3462-4466)
http://7th-floor.net
Special Guest : テニスコーツ
開場 7:00pm / 開演 7:30pm
4,700円(予約)/ 5,000円(当日)+ 各1drink
チケット予約/問合せ : 会場/7e.p.

Total Info & Ticket Order :www.7ep.net/events

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Mount Eerie/マウント・イアリ
ワシントン州アナコーテスを基盤とするフィル・エルヴラムのワンマン・プロジェクト。1990年代後半からザ・マイクロフォンズ名義で活動を開始。Kレコーズからリリースされた2001年の『The Glow Pt.2』は、米Pitchforkの年間ベスト・アルバム獲得。2003年以降はマウント・イアリとして活動。夭折した妻の死をテーマとした衝撃的な作品『A Crow Looked At Me』(2017)は絶賛を持って迎えられた。約5年半振り、4回目の来日。

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