ロンドンも啓蟄みたいです

大変ご無沙汰しております。投稿、やる気がないわけじゃないんですが、年末以降、何やかやと忙しく、急な仕事も多くて……。今もワタワタしてます。

でも、確認したら約3か月ぶりなので、半ば墓場ブログになってますな。いやはや。

本当は、ここしばらくの間に観た映画やドラマについての覚書をまとめておこう、と思ったんですが(これは書きます)、その前に、今日、うちのフラットの狭い共同裏庭に素敵な異変があったので、書いておきます。

庭は、狭いながらもビジターは色々いる。近所の飼い猫たちとリスを筆頭に、たまにキツネまで入り込む。でも、一番多いのは小鳥で、今の時期は毎朝、鳥たちのDawn Chorusで目が覚めます。冬の間は、黒ツグミ、いわゆるポール・マッカートニーの「黒ツグミは夜に啼く」で、夕暮れから夜にかけて、美しいさえずりが楽しい。

でも、日が長くなってきた近頃は、もうちょい小型のシジュウカラとかが、早朝から騒がしい。そういや少し前に、高い樹のてっぺんで朗々とさえずっている鳥がいて、あれはしばし聞きほれた。澄んだ、通りのいい鳴き声の到達域の広さも大したもの。通りがかりの、犬の散歩をやってたおじさんに訊いたら、「たぶんツグミだろうね」とのこと。パートナー探しでがんばってたのかな。

ともあれ:小鳥たちが割と来る庭なので、たしか2年くらい前に、冗談半分で木製の巣箱をお隣の家の塀に設置したんです。巣箱は、通りに棄てられてたものを拾ってきただけ。設置位置は決して高くないし、塀の上部をカバーする雨よけの屋根は、猫たちがよく交通路に使っている。猫が思い切り伸びをすれば、巣箱に上からちょっかい出せる。なので、鳥が用心して近づかないかも……と思っていた。

ですが、今朝、庭に動きがあるのに気づいた。曇りで無風な朝だったので、何かが視界をよぎるのが目についた次第。コーヒーを飲みながら、窓越しにぼーっと眺めていたら、小鳥、たぶんスズメが、巣箱に入ったのが見えました! 去年の夏、一時的に庭に展開した、コウモリの舞い以来の興奮かも。

最初のうちは、「うーむ、もしかしたら、物件の下見をしてるだけかな?」と思ったんですが、近くの樹の枝にとまり、盛んにさえずっていた。少し経って巣箱を見ていると、何やらものすごい勢いで、一羽が行き来している。勝手に想像すると、母鳥が「この巣箱でお産するから!」と宣言して、父鳥が営巣の材料を必死に集めている印象。ほぼ一分刻みで、何かをくわえて巣箱にイン。あのペースの速さからしても、まだヒナに餌を与えているわけではなく、産卵の準備段階じゃないかと推察しています。お疲れさまです。

割と露出度の高い巣箱なので、借主は現れないかな……と思っていましたが、もしかしたら、家庭が営まれるかもしれません。何もやってあげられることはないので、なるべくそっとしておいて、彼らをビビらせないようにします。バードウォッチャーではないから、双眼鏡とかで詳しく見れないし、写真もアップできないんですけど、まあ、しばらく見守ります。で、フル回転で行き来するスズメを見ているうちに、庭のボス的なムクドリも登場。ムクドリは、見た目は可愛いんだけど、小鳥チームのなかではもっとも気が強くて大胆で、主張もでかい。なので、スズメが引っ込むかな?と思っていたら、ムクドリは地面をつっついて餌探しに夢中で、スズメの引っ越し動向は無視。

そういや、あたたかくなってきたので、ミミズや羽虫をよく見かける。ムクドリも、それらをがっつくのに一生懸命なのかもしれない。啓蟄ですね。

Mariko Sakamoto について

Hi.My name is Mariko.Welcome to my blog,thanks for reading.坂本麻里子と言います。ブログを読んでくれてありがとう。
カテゴリー: uncategorized パーマリンク

コメントを残す